市内均一運賃は世界標準

東京都では都バスは都内210円均一。都営地下鉄は距離によって運賃が高くなるが、都バスはどこまで乗っても200円。ハワイのオワフ島のバスは島内均一で2.5ドル。往復切符を購入するとまる1日乗り放題となる。

とさでんの市電は高知市の中心部は200円だが、均一区間を一駅でも出ると310円、次いで420円、480円となっている。どう考えてもおかしな運賃設定となっている。20円ぐらいずつ高くなるのなら理解ができるが、一駅で110円も高くなるなど非常識すぎる。

鏡川橋以西で一番乗降客が多いはずなのは朝倉(高知大学前)である。その一つ手前の曙東町までは200円なのが、朝倉は310円となる。だから学生たちはほとんど曙東町で降りてしまう。たった一駅だが、とさでんの市電の運賃設定の一番大きな矛盾点である。学生はもっと怒っていいはずであるが、学生だけでなく住民の抗議の声はほとんど聞かれない。

朝倉の次は朝倉駅。JR土讃線と連絡している。せめて200円区間を朝倉駅まで延長できないものだろうか。

もっとおかしいのは、市内中心部から東の終点、「ごめん」まで480円。西の終点、「いの」までも480円。それぞれ50分ぐらいかかる。「ごめん」から「いの」まで乗っても480円。これっておかしくないか。ますますもって「とさでん」の運賃設定の基準が分からない。(はりまや橋夜学会 伴武澄)

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