街を元気にする広場

オーテピア西敷地問題で、こうち文化福祉振興財団が提案したのは、「街を元気にする広場」だった。西敷地活用案公募に手を挙げたが、年間賃貸料から逆算して箱モノを作らないと採算に合わないと考え、プロポーザルを断念した。

新聞に掲載した広告によると、広場のイメージは次の通り。

全体を芝生で覆いつつ樹木や遊歩道を配置。一部スペースには常設ステージと大屋根を整備することで、高温多雨の南国高知にこいても常に開放的な空間で、県内アーティストや学生たちが自己表現できる場の提供に繋がればと考えます。言わば野外型の「高知の文化の発信基地」です。また週末などにはガーデンテーブルを配置すれば、商業施設や日曜市の補完的機能を果たします。この場所のポテンシャルを最大店に生かすことで、いずれ回復されるだろうインバウンドを含め観光面でも大きな相乗効果を期待できます。高知市民・県民・県外・国外から観光に訪れた方々、多様な人々が集い、思い思いにくつろげる空間。ステージでは毎週、演奏や唄が奏でられ、よさこいやダンスが演じられます。例えば、木陰の下で高齢のご夫婦がステージを眺めている光景を想像してみてください、高知らしく温かく楽しい時間が流れていることでしょう。小さなお子さんがお母さんの膝の上で手拍子している姿を思い描いてください。なんとも微笑ましく、豊かな感性を育む時間となるでしょう。

この一文だけで、広場をイメージできるすばらしいプロポーザルだと思いませんか。

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