1951年、弁護士で外交官だった伴正一の長男として高知市で生まれる。父親の仕事と転勤で米・サンフランシスコと東京で育ち、中学3年と高校1年は南アフリカで過ごす。同国でアパルトヘイト(人種隔離政策。当時は最も激しい時代で、黒人は文字通り檻で囲ったエリアに隔離されていた)の現実に触れ、新聞記者を志した。
都立国立高校を卒業後、東京外語大で中国語を学び、共同通信に入社する。経済畑を中心に歩み、アジア各国で取材を重ねた。2011年退社して帰高。高知市伊勢崎町に住み、地区の町内会長や江ノ口地区保護司を務める。現在は高知市西町在住。
帰郷直後、土佐山アカデミーに参加。炭焼きを学び、仲間と炭焼きをする。そのあと高知市鏡吉原でクレソン栽培。2015年からはりまや橋商店街で「はりまや橋夜学会」を主宰する。水道の民営化に危機感を抱き、2019年4月の高知市議選に立候補して200余票差で落選。そのあとはりまや橋商店街に「WaterBase」を開き、現在に至る。
妻は元高校英語教師で図書館司書、長男は医師(高知医療センター、檮原病院、高知県、厚生労働省などを経て東京で訪問診療医院を開業)、二男は日経新聞記者、三男は日本農業新聞記者。姉は国際交流基金のクアラルンプール日本文化センター副所長としてマレーシアに滞在後、高知工科大学教授、大妻女子大学教授など。
著書「日本がアジアで敗れる日」(文藝春秋社)など。